D-sub端子にD端子をつなげたい(0)

この間親がいつのまにか居間のテレビを買い換えた、とか報告してきた。なんでも、録画機能がついてるやつらしい。今のテレビに繋がっているPSXはお払い箱になるので(自分しかつかってなかったような気がしないこともないけど)、自分の部屋に持ち込むことになったのだった。自分の部屋にはテレビが無いのだけど、前にD端子D-sub端子を変換した、っていうページをどこかで見た気がしたので、今日は強気にD端子コンポーネント映像端子変換ケーブルを買ってきた(コンポーネントにしたのは、後々ケーブル切ったりしたときにやり易そうだったため)。が、肝心のページが見つからない。他にもいろいろと調べていたら、少なくともケーブル1本で変換ケーブルを作れるようなものじゃない、という、目を背けたい事実が浮き彫りになってきてしまった。
D-sub端子には、直接R、G、Bの信号を入れるわけだけど、D端子から取り出せるのは、Y、Pb、Prの信号、というわけだ(それぞれ輝度、青色差、赤色差)。細かい算出方は、Y=0.299*R+0.587*G+0.114*B、Pb=B-Y(=-0.299*R-0.587*G+0.886*B)、Pr=R-Y(=0.701*R-0.587*G-0.114*B)らしい。ちなみに、Pb、Prというのはハイビジョンのときの呼び方で、一般的な解像度の場合はCb、Crと呼ぶそうだ。呼び方だけでなく、伝送とかの問題で色差信号にも1未満の係数が掛かっているらしい。他にも、R、G、Bに掛かってる係数がそれぞれ違うのは、人間の目の各色についての反応性の違いに基づいてるそうだ(たしかに、緑は比較的敏感だ、と何かで見た覚えがある。ディスプレイのガンマを測るときの画像の生成のときかな?)。
上の式を元に考えると、R=Pr+Y、G=Pb+Pr-Y、B=Pb+Yと計算することで、RGBが取り出せるというわけだ。けど、いくら足し算ができれば取り出せるからといって、ケーブル1本で電位を足したり引いたりすることはできない(というか、自分は知らない)ので、間にトランスレータを挟まないといけない。で、オペアンプとかをいろいろ使ったトランスレータがこれ(http://caxell.hp.infoseek.co.jp/tc.html)らしい。パーツ自体は結構簡単に手に入るようなので、いつか組んでみたい。
#勢いで買ってしまったD端子コンポーネント映像端子変換ケーブルはどうしよう……。