Cool'nQuietをCrystalCPUIDで自分で設定しよう、ついでにサービスで動かそう

Athlon64X2はCool'nQuietに対応してる。Vistaには標準でドライバが入ってるから、省電力の設定の変更からバランスを選ぶと動的に周波数が変わるらしい。でも、少し見た感じでは細かく周波数とか電圧とかが設定できなさそうなので、ここは細かく設定できるCrystalCPUID(CrystalCPUID - ソフトウェア - Crystal Dew World)を使おう。なんだけど、Vistaで使うには問題がある。署名されたドライバじゃないと、ロードできないらしい。なんだけど、署名されてないドライバをロードするための抜け道もあった(UAC対応について - Crystal Dew World)。なので、管理者権限からbcdeditコマンドを実行すると次回起動時から署名されてないドライバも読み込めるみたい。たまに警告出るけど。
で、晴れてCrystalCPUIDが走るようになったら、ファイルメニューの中にあるMultiplierManagementの設定を開く。その中を適当に設定して、タスクトレイのアイコンを右クリックして、MultiplierManagementをクリック。これで実際に周波数と電圧が変化するようになる。
自分の設定は、Maximumを11.5x、Middleを7.5x、Minimumを4.0xにしてある。4.0倍、だから800MHzが最低みたい。CPUの定格倍率以上も設定できないみたい。UpThresholdは両方とも95%にして、DownThresholdをそれぞれ、60%、50%にしてある。クロックが下がったときにCPU占有率が95%を超えない値。環境によってはMiddleを上げたり下げたりするといいかも。AMDのサイトからAMDClockっていうツールを落として使うと現在のCPUクロックが見れて便利(http://www.amd.com/jp-ja/Processors/TechnicalResources/0,,30_182_871_13118,00.html)。CrystalCPUIDのRealTimeClockのほうが細かく出るけど、AMDClockのほうはコアごとの周波数が見れて楽しい。Cool'nQuietの仕様かCrystalCPUIDの仕様かはわからないけど、コアごとに周波数を変える、なんてことはできないみたい。
あとはCrystalCPUIDをスタートアップとかに入れておけばいいんだけど、起動するたびに管理者パスワードを入力するのも面倒だから、昔やった方法でサービス化してしまおう(id:iselix:20070317:1174149777、管理者権限が必要なプログラムを常に走らせたい)。今回はデスクトップとの対話をサービスに許可チェックを入れなくても問題ない。